事例レポート
お茶の水女子大学 大学案内
時代の潮流をとらえ、示した女子最高学府としての存在意義
- SOLUTION
- ブランディング
- CLIENT
- お茶の水女子大学様
- PROJECT
- お茶の水女子大学 大学案内2019
- YEAR
- 2018
Mission
国立の女子最高学府であるお茶の水女子大学の大学案内を競合にて受注。
男女雇用機会均等や女性活躍といった国の施策を受けてもなお男女格差が問題となっている昨今、グローバルに活躍できる女性リーダーを目指す意識の高い人材の受験をいかに確保するか。女子最高学府としての使命であり、時代の要請でもある今日的な課題を念頭に、コンセプトの策定から、企画・構成、取材、デザインディレクションまでを一貫して担当した。
そうくるか!ポイント
アメリカ大統領選で民主党の女性候補が訴えた「ガラスの天井」が象徴する、女性を取り巻く社会的な環境から「壁を扉に変える学びがある大学」であることをメッセージ。表紙では、未来に開かれる扉の象徴として、有形文化財建造物でもある正門をシルエットで表現。
Result
巻頭では、伝統が培ってきた気風、学びのシステム、設備、環境、そして、ロールモデルとなって受験生を導くOGの存在など、「壁を扉に変える学び」を支えるお茶の水女子大学の強みを紹介。
長年にわたって培われてきた伝統と格式を保ちながらも、受験生たちの琴線に触れるタイムリーなメッセージを発信。なぜ、いま、女子大なのか。受験生の心に確かなプレゼンスを残し、最も優位な選択肢であることをイメージさせるよう設計している。